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コラム
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Vol. 07

一日の決断回数

2021.06.07

人間は一日に35,000回もの決断をするという研究結果がある。

朝起きて、トイレに行くか歯を磨くか、
冷蔵庫をあけてオレンジジュースにするかお茶にするか、
何を着てでかけようか、
家を出る時に靴は右から履くか左にするか。
など、細かい決断をあげれば枚挙にいとまがない。

そして、その回数は一日に35,000回にもおよぶのだが、
それを超えると人間はどうなるか?

答えは『欲望のままに動く』らしい。

これを聞いた時に、
「はは~。だから世の中の偉い人は不倫をしがちなんだな」と、
よくわからない納得をしたことを覚えている。

そんなことはどうでも良いのだが、新人のアルバイトが辞めるのは、
大体1週間~1ヶ月程度に集中する。
新卒の正社員でも3年以内に30%が辞めてしまうという数値報告もある。

これは色々な理由があるのは当然なのだが、
一つには「新人が決断する機会が多すぎる」


というのもあるのではないだろうか?

・この対応はどのようにすべきか
・これは上司に聞くべきか
・この作業のやり方はどこに書いてあるのか
など、新しく始めた仕事は、
慣れた人よりも新人の方が決断=悩む回数が多い。

そうして、決断回数が増えてくると先述したように
『欲望のままに動く』という現象が発生し、
突然辞めてしまったり、それでも無理に働こうとして精神を病んでしまう。

こうなっては、一日の決断回数に個体差がない前提であれば、
どれだけ優秀な人財でも、辞めてしまうのは当然のことだろう

だからこそ、マニュアルが存在し、スクリプトが存在するのである。
『悩んだらこれを見る』それでもわからなかれば『上司に聞く』
という単純な決断にしてあげると、 想像以上に部下は伸びる。

なのに、「まずは自分で考えろ」「どうしたら良いじゃなくて、どうしたいかだ」などと、
どこかで聞いたような言葉で、現場を苦しめてないか。

今一度、管理者の皆様には見直して欲しい初夏であった。

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