スリーコール ラボ
コラム
Column
Vol12.
ミッションカード
2022.07.28
危なかった。
7月書くことがなく連続投稿の記録が途絶えるとこだった。
現在は7月25日20時、自宅である。
パソコンに向かって早1時間。操作もせずに睨めっこしていた。
過去に書いたことや、メモなども見返していたのだが、ふと気づいた。
「あ。当社のCSR活動について何も言及していない...」と。
CSR活動はCorporate Social Responsibilityの略語であり、
直訳すると『企業の社会的義務』ということらしい。
簡単に言うと、「企業は利益追求だけではなく社会的な還元もしようよ」ということだ。
SDGsと絡めて推進している企業も多くある。
正直に言うと、CSR活動は社員にも知られることは少なく、
企業としてのメリットに直感的に、そして直接的に結びつくイメージは私にはなかった。
そして、ただ寄付するだけ、ただボランティア活動を推進するだけでは、
社員の心は育まれても、それが社会への還元とはならないのかもしれないだろうとも思っていた。
だからといって、大規模な海外への支援や全国規模での労働環境の見直しや普及活動などは、 到底として当社規模では行えない。
そうした中で思いついたのが『ミッションカード制度』だ。
これは1~2週間で自分が意識することやチャレンジすること=『ミッション』
をカード(キャッシュカードサイズ)に書き、
それをデスクに掲示してもらうというものだ。
そして、そのカードの裏面は3種類の絵柄がある。
【カードの絵柄】
①動物の絵
③医療器具の絵
このデザインは自由に選べて、その選んだカードに書かれたミッションを達成した際には、
上長のもとに持っていき、コンプリートスタンプをもらい指定のBOXに入れる。
そうすると指定の機関に会社が責任を持って1枚につき100円募金するという流れだ。
動物の絵ならば保護猫・犬の機関に、赤ちゃんならネグレクトや孤児の保護施設に、
医療器具なら国境なき医師団にといった具合である。
春先にはコロナの早期収束を願い、1ヶ月間の桜ミッションなるものを実施した。
これは通常のカードではなく、花びら型のカードになったものであり、
達成したら掲示された木のポスターに貼っていくもので、貼れば貼るほど満開になるといったものだ。
この時は通常の3倍ものミッションが達成され、合計で1,000枚以上のカードが貼り出された。
このミッションカード制度にはいくつかのメリットがある。
1.社員が選んだ先に寄付することで達成感の向上を促す
→やれと言われたから。会社の決まりだから。
だけではなく、自分がCSR活動に参加しているという認識を持ってもらうことで意義を生み出している。
2.デスクに掲示しておくことで細かなコミュニケーションが生まれる
→例えば「背中を丸めない」と書いてあるスタッフが丸めていたら「ミッション意識しよう」と声がけできる。
そうした細かい目標や課題意識に対して管理者や上長が共通意識を持つことで、
共に成長する機会の提供をしている。
もちろんコンプリートスタンプを押すときにも小さなコミュニケーションが生まれる。
3.ミッションカードを利用したイベントの実施
→先の桜ミッションもだが、年始には書き初めミッション(漢字2文字でミッションを表現)したり、
川柳ミッションなるものをやったりもした。
※優秀作品は
4.小さな目標を達成する癖付け
→本来はこれが一番であるべきだと考えている。
大きな目標や夢を描ける人間は数少ない。
しかし、少しの間だけ今よりも少し意識して何かを達成することで、ちょっと違う未来があることを、
当社のスタッフには知ってもらいたい。
そして、その小さな人の成長が社会への大きな還元であると思っている
と、我ながら良いCSR活動なのではないかと思っているが、皆様の会社のCSR活動はいかがだろうか?
参加してない方や意識していない方は、自分たちが常日頃やっている努力や創造が、
どういったとこにまで派生しているかを知ることや体験することも、仕事の喜びの一貫になるかもしれないので、
ぜひとも少しの興味を持ってみて欲しい。
お問い合わせ
Contact
メールでのお問い合わせはこちら